高校生?の頃から一度は来てみたかったAPPIについに来ました。なにしろ関西からはアクセスが良くないのがネックでこれまで来ることができなかった。花巻空港からスキー場まで陸路時間がかかるため、それならばもっと北のJA8に行くわ、というのが主たる理由だったわけだ。
朝一の0830jゴンドラに乗るため、0800j過ぎに宿を出て、0815j頃にはゴンドラ乗り場についたが、ファーストトラックを狙う客で平日だというのに結構ならんでおりびっくり。平日は(33K円!のブラックパスを購入しなくても)、3k円払えばCATツアーに参加できるため、朝一はそれを狙ったが、すでに60-70人くらいゴンドラに並んでいる様な状況で、CATの定員10名には入れそうになかったことと、ゴンドラで相乗りになったジモティーにセカンドゲレンデでの滑走を勧められたため、ゴンドラを降りるとセカンドに向かうことにした。

何しろ始めて来るゲレンデで、しかも雪も降っており、コースもよくわからない状況で滑走スタート。とりあえずセカンドを一番下まで滑走したが、コースが長いのでこれには満足。圧雪コースを滑ったのでパウは5cmくらいだったが、1本目からまあまあ楽しめた。なお、滑りながら、ツリーランコースの入口を探したもの全く見つけられなかった。
後でわかったことだが、安比はツリーランコースを一切示しておらず、「お好きにどうぞ」状態だった。コースマップには5つのツリーランコースが示されており、そのうち2つは別料金を払ってCATに乗らないと行けないところだが、残りの3つはゴンドラでアクセスが可能。他のスキー場と違い入口が示されていないので、まあどこから入っても良いような状況だった。(この3つのツリーランはどのように滑っても最終的には圧雪コースに出る設計)
また、ツリーランコースと示されていないところでも、ロープが張ってなければ勝手に入ってちょうだいの様な状況で、パトロールがいる前で林に入っていった客が全く止められていなかったことから、スキー場としては勝手にツリーランを否定していないように感じた。そんなようなことから、1本目に圧雪コースを滑った後は、基本的に全てツリーランを楽しんだ。
昼はレストランに入ったものの、昨日の雫石同様かなり混んでいたたこともあり、自販機のパンで軽く済ませ、昼休憩も早々に滑走を再開した。午後一でCATツアーの受付に行ったところ、幸いにも1300jの便が出発する直前でしかも他には2名しかおらず乗車することができた。CATは運転室に乗せてもらえるものかと思っていたところ、なんと前かごに乗せてくれ、しかもちょうどその時は晴れ間が見えており、最高の乗車条件となった。
CATを降りてツリーラン「Attack」コースに突撃したところ、ここはほぽ踏まれておらず、腰パウどころか、まさに胸まで埋まりそうな最高のパウダーだった。途中で大転倒したところ、頭から1回転した転倒にもかからず、雪がフカフカで板は外れず、いつも大変な板の探し出しや掘り出す必要もなかった。しかし、フカフカすぎてストックが全く効かず立つのが大変だった。わずか1滑走のために3k円支払ったものの、内容には大満足で十分に納得の行く価格だったと思う。
さて、安比のパークだが、初中級者向けといったところで、キッカーは最大で4m程度で子どもが間違って入っても安全なように作ってあり、それにボックス(ワイド、ナロー)、各種レールがあったが塩ビはなかった。一応パーク板も持って宿は出たものの、パウダーツリーランが楽しすぎて、パウダー板から履き替えることはせず、ほぼ1日中ツリーランを楽しんだ。
夏油のおっさんが言っていた「安比のツリーランは長い」というのは本当で、これほど長いツリーラン(整備コース)はこれまでの人生で経験したことがない。特に「Dragon tail」。この日はゴンドラ終了の16jまでツリーランを滑り尽くした。