いよいよ明後日に「奈良県RTTY弾丸ツアー」を実施しますが、今回は4局同時運用ですので、奈良県全市町村パーフェクトを達成するには、効率の良いQSOが要求されると思います。つまり、パイルが収まってから最後に呼べばよいと待機していたのでは、同時に運用している他局のQRVを逃してしまう可能性があるため、今回ばかりは積極的にパイルに参加して早い段階でパイルを抜き、すばやく次のターゲットを迎撃する事が肝心かと思います。
下記にJS3CTQ/3のRTTYのパイルを早く抜くコツを記載させていただきます。これはパイルを受ける側から、どのように呼んでくる局がピックアップしやすいかをまとめたものです。
【おことわり】下記のコツは、JS3CTQ/3には極めて有効ですが、他局には必ずしも有効ではないことをご承知おき下さい。特にRTTYのパイルアップに慣れていない局に対して行った場合は、逆効果になることもあり得ますので、ご注意下さい。
1. コールする際、頭に「DE」はつけず、コールサインから送出
× DE JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
○ JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
解説
パイルを受けている側では、一例として「DE J」まで(たとえば頭の4文字のみ )見えた後、パイルでぐちゃぐちゃになり、その後は判読不能になるケースが多々あります。この場合、もし「JF2B」と頭の4文字がデコードできたなら、人間パーシャルチェックにより、JF2BNG 599とコールバックが可能なります。
2. ユニークエンディングパターンでの送出
× JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
○ JF2BNG JF2BNG JF2BNG ZZZZ
解説
パイルを受けている側では、皆が呼び終わり、最後の「K」とか「BK」とか「KKK」しかデコードできなことが多々あります。これでは、誰からコールかが判別不能ですが、いつも上記の様にコールしてくれれば、「ZZZ」と見えた場合、即座にJF2BNG 599とコールバックが可能になります。
当然ですが、他局とのエンディングパターンと同じにならないようにご注意下さい。
3. サフィックス呼び
× JF2BNG JF2BNG JF2BNG GGG
○ JF2BNG BNG BNG BNG BNG GGG
解説
ぐちゃぐちゃのパイルの中でも、一部のみデコードできることがあります。上記のように送出してくれた場合、どこかで1度でも「BNG」とデコードできれば、JF2BNG 599とコールバックが可能になります。ご承知のように、サフィックス呼びは、他モード(CW SSBなど)では迷惑行為とされております。また、RTTYでも、当局以外には歓迎されないケースが多いと思われますのでご注意下さい。もちろん当局はRTTYに限りサフィックス呼び歓迎です。
4. 85Hzズラし呼び
敢えてオンフレで呼ばず、85Hzズラして呼ぶ方法です。
解説
CWなどでは、ズラし呼びは基本的なテクニックですが、RTTYでは圧倒的多数の局がオンフレでコールしてきます。このような場合、飛び抜けて強力でないとなかなか頭が出ません。しかし、RTTYでもCWの様にズラして呼んでくれれば、ピックアップし易くなります。RTTYの場合は、上か下に85Hzズラして、他局の2つのトーンのちょうど中間にマークかスペースの信号を入れるのがベターと考えます。
なお、ズレて呼ばれた場合、CWとは異なりRTTYではパイルを捌く側が、RITで受信周波数を補正する必要があるため、あまりズラされると補正が追いつきませんので、他局と完全に分離する300Hzズラしなどは効果がない場合がありますのでご注意下さい。(スプリット指定の場合は除く)
また、85Hzズラして呼んでくれても、その信号自体が弱いと、オンフレで呼ぶ他局の信号の山の裾に吸収されてしまいますので、臨機応変な対応をお願いします。
5. ロングコール
【注意】 基本的にRTTYに限らずパイルアップでのロングコールは歓迎されませんが、下記の場合は例外とさせていただきます。
各局が一斉に送信を始め、自局のコールサインを3回送出してスタンバイすることを繰り返した場合で、さらに各局の信号強度に差がない場合は、さすがに当局もお手上げの状態になることがあります。その場合、当局は「QRZ」を送出します。
しかし、QRZ後、各局が再度「コールサイン3回送出」でスタンバイした場合、上記に全く同じ状況となります。よって当局が「QRZ」を送出した場合に限り、ロングコールをお願いします。逆にロングコールをしていただけませんと、何度もQRZの繰り返しとなって効率が上がりませんので、ぜひロングコールをお願いします。
明後日に実施予定の「奈良県RTTY弾丸ツアー」は、私たちTeam418のメンバーの大変楽しみにしています。
ぜひお声がけいただけますよう、よろしくお願いいたします。
下記にJS3CTQ/3のRTTYのパイルを早く抜くコツを記載させていただきます。これはパイルを受ける側から、どのように呼んでくる局がピックアップしやすいかをまとめたものです。
【おことわり】下記のコツは、JS3CTQ/3には極めて有効ですが、他局には必ずしも有効ではないことをご承知おき下さい。特にRTTYのパイルアップに慣れていない局に対して行った場合は、逆効果になることもあり得ますので、ご注意下さい。
1. コールする際、頭に「DE」はつけず、コールサインから送出
× DE JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
○ JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
解説
パイルを受けている側では、一例として「DE J」まで(たとえば頭の4文字のみ )見えた後、パイルでぐちゃぐちゃになり、その後は判読不能になるケースが多々あります。この場合、もし「JF2B」と頭の4文字がデコードできたなら、人間パーシャルチェックにより、JF2BNG 599とコールバックが可能なります。
2. ユニークエンディングパターンでの送出
× JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
○ JF2BNG JF2BNG JF2BNG ZZZZ
解説
パイルを受けている側では、皆が呼び終わり、最後の「K」とか「BK」とか「KKK」しかデコードできなことが多々あります。これでは、誰からコールかが判別不能ですが、いつも上記の様にコールしてくれれば、「ZZZ」と見えた場合、即座にJF2BNG 599とコールバックが可能になります。
当然ですが、他局とのエンディングパターンと同じにならないようにご注意下さい。
3. サフィックス呼び
× JF2BNG JF2BNG JF2BNG GGG
○ JF2BNG BNG BNG BNG BNG GGG
解説
ぐちゃぐちゃのパイルの中でも、一部のみデコードできることがあります。上記のように送出してくれた場合、どこかで1度でも「BNG」とデコードできれば、JF2BNG 599とコールバックが可能になります。ご承知のように、サフィックス呼びは、他モード(CW SSBなど)では迷惑行為とされております。また、RTTYでも、当局以外には歓迎されないケースが多いと思われますのでご注意下さい。もちろん当局はRTTYに限りサフィックス呼び歓迎です。
4. 85Hzズラし呼び
敢えてオンフレで呼ばず、85Hzズラして呼ぶ方法です。
解説
CWなどでは、ズラし呼びは基本的なテクニックですが、RTTYでは圧倒的多数の局がオンフレでコールしてきます。このような場合、飛び抜けて強力でないとなかなか頭が出ません。しかし、RTTYでもCWの様にズラして呼んでくれれば、ピックアップし易くなります。RTTYの場合は、上か下に85Hzズラして、他局の2つのトーンのちょうど中間にマークかスペースの信号を入れるのがベターと考えます。
なお、ズレて呼ばれた場合、CWとは異なりRTTYではパイルを捌く側が、RITで受信周波数を補正する必要があるため、あまりズラされると補正が追いつきませんので、他局と完全に分離する300Hzズラしなどは効果がない場合がありますのでご注意下さい。(スプリット指定の場合は除く)
また、85Hzズラして呼んでくれても、その信号自体が弱いと、オンフレで呼ぶ他局の信号の山の裾に吸収されてしまいますので、臨機応変な対応をお願いします。
5. ロングコール
【注意】 基本的にRTTYに限らずパイルアップでのロングコールは歓迎されませんが、下記の場合は例外とさせていただきます。
各局が一斉に送信を始め、自局のコールサインを3回送出してスタンバイすることを繰り返した場合で、さらに各局の信号強度に差がない場合は、さすがに当局もお手上げの状態になることがあります。その場合、当局は「QRZ」を送出します。
しかし、QRZ後、各局が再度「コールサイン3回送出」でスタンバイした場合、上記に全く同じ状況となります。よって当局が「QRZ」を送出した場合に限り、ロングコールをお願いします。逆にロングコールをしていただけませんと、何度もQRZの繰り返しとなって効率が上がりませんので、ぜひロングコールをお願いします。
明後日に実施予定の「奈良県RTTY弾丸ツアー」は、私たちTeam418のメンバーの大変楽しみにしています。
ぜひお声がけいただけますよう、よろしくお願いいたします。