来週の木曜日から、四国南部に移動運用行ってきます。2016年に掲載したJS3CTQのRTTYのパイルを早く抜くコツを少々改訂しましたので、再度掲載させていただきます。これはパイルを受ける側から、どのように呼んでくる局がピックアップしやすいかをまとめたものです。
【おことわり】下記のコツは、JS3CTQには極めて有効ですが、他局には必ずしも有効ではないことをご承知おき下さい。特にRTTYのパイルアップに慣れていない局に対して行った場合は、逆効果になることもあり得ますので、ご注意下さい。
1. コールする際、頭に「DE」はつけず、コールサインから送出
× DE JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
○ JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
解説
パイルを受けている側では、一例として「DE J」まで(たとえば頭の4文字のみ )見えた後、パイルでぐちゃぐちゃになり、その後は判読不能になるケースが多々あります。この場合、もし「JF2B」と頭の4文字がデコードできたなら、人間パーシャルチェックにより、JF2BNG 599とコールバックが可能なります。
2. ユニークエンディングパターンでの送出
× JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
○ JF2BNG JF2BNG JF2BNG ZZZZ
解説
パイルを受けている側では、皆が呼び終わり、最後の「K」とか「BK」とか「KKK」しかデコードできなことが多々あります。これでは、誰からコールかが判別不能ですが、いつも上記の様にコールしてくれれば、「ZZZ」と見えた場合、即座にJF2BNG 599とコールバックが可能になります。
当然ですが、他局とのエンディングパターンと同じにならないようにご注意下さい。
3. サフィックス呼び
× JF2BNG JF2BNG JF2BNG GGG
○ JF2BNG BNG BNG BNG BNG GGG
解説
ぐちゃぐちゃのパイルの中でも、一部のみデコードできることがあります。上記のように送出してくれた場合、どこかで1度でも「BNG」とデコードできれば、JF2BNG 599とコールバックが可能になります。ご承知のように、サフィックス呼びは、他モード(CW SSBなど)では迷惑行為とされております。また、RTTYでも、当局以外には歓迎されないケースが多いと思われますのでご注意下さい。もちろん当局はRTTYに限りサフィックス呼び歓迎です。
4. 85Hzズラし呼び
敢えてオンフレで呼ばず、85Hzズラして呼ぶ方法です。
解説
CWなどでは、ズラし呼びは基本的なテクニックですが、RTTYでは圧倒的多数の局がオンフレでコールしてきます。このような場合、飛び抜けて強力でないとなかなか頭が出ません。しかし、RTTYでもCWの様にズラして呼んでくれれば、ピックアップし易くなります。RTTYの場合は、上か下に85Hzズラして、他局の2つのトーンのちょうど中間にマークかスペースの信号を入れるのがベターと考えます。
なお、ズレて呼ばれた場合、CWとは異なりRTTYではパイルを捌く側が、RITで受信周波数を補正する必要があるため、あまりズラされると補正が追いつきませんので、他局と完全に分離する300Hzズラしなどは効果がない場合がありますのでご注意下さい。(スプリット指定の場合は除く)
また、85Hzズラして呼んでくれても、その信号自体が弱いと、オンフレで呼ぶ他局の信号の山の裾に吸収されてしまいますし、さらに85Hzズラす局が多いと、そこもパイルになってしまうので、臨機応変な対応をお願いします。
5. ロングコール
【注意】 基本的にRTTYに限らずパイルアップでのロングコールは歓迎されませんが、下記の場合は例外とさせていただきます。
各局が一斉に送信を始め、自局のコールサインを3回送出してスタンバイすることを繰り返した場合で、さらに各局の信号強度に差がない場合は、さすがに当局もお手上げの状態になることがあります。その場合、当局は「QRZ」を送出します。
しかし、QRZ後、各局が再度「コールサイン3回送出」でスタンバイした場合、上記に全く同じ状況となります。よって当局が「QRZ」を送出した場合に限り、ロングコールをお願いします。逆にロングコールをしていただけませんと、何度もQRZの繰り返しとなって効率が上がりませんので、ぜひロングコールをお願いします。
番外編 当局が困る呼び方
前後にスペース無しの2コール (JF2BNG JF2BNG)
これで呼ばれると、いくら電波が強力で完全コピーできていても前後の文字列とくっついてしまい、マウスクリックでのピックアップができず、キーボードでフルコールを打ち込まないといけません。
・悪い例 FD3FJF2BNG JF2BNG15RAE (マウスくりっできない)
・良い例 FD3F JF2BNG JF2BNG 15RAE (マウスクリックでピックアップできる)
2コールの場合は、前か後ろ、もしくは両方にスペースを入れていただけますと大変助かります。
・これはok FD3FJF2BNG JF2BNG K15RAE (Kを入れることで2回目のコールサインの後にスペースが入る)
なお、3コールの場合は、2回目のコールサインの前後にスペースが入るので全く問題ありません。
以上、多少でも参考になれば幸いです。
【おことわり】下記のコツは、JS3CTQには極めて有効ですが、他局には必ずしも有効ではないことをご承知おき下さい。特にRTTYのパイルアップに慣れていない局に対して行った場合は、逆効果になることもあり得ますので、ご注意下さい。
1. コールする際、頭に「DE」はつけず、コールサインから送出
× DE JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
○ JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
解説
パイルを受けている側では、一例として「DE J」まで(たとえば頭の4文字のみ )見えた後、パイルでぐちゃぐちゃになり、その後は判読不能になるケースが多々あります。この場合、もし「JF2B」と頭の4文字がデコードできたなら、人間パーシャルチェックにより、JF2BNG 599とコールバックが可能なります。
2. ユニークエンディングパターンでの送出
× JF2BNG JF2BNG JF2BNG K
○ JF2BNG JF2BNG JF2BNG ZZZZ
解説
パイルを受けている側では、皆が呼び終わり、最後の「K」とか「BK」とか「KKK」しかデコードできなことが多々あります。これでは、誰からコールかが判別不能ですが、いつも上記の様にコールしてくれれば、「ZZZ」と見えた場合、即座にJF2BNG 599とコールバックが可能になります。
当然ですが、他局とのエンディングパターンと同じにならないようにご注意下さい。
3. サフィックス呼び
× JF2BNG JF2BNG JF2BNG GGG
○ JF2BNG BNG BNG BNG BNG GGG
解説
ぐちゃぐちゃのパイルの中でも、一部のみデコードできることがあります。上記のように送出してくれた場合、どこかで1度でも「BNG」とデコードできれば、JF2BNG 599とコールバックが可能になります。ご承知のように、サフィックス呼びは、他モード(CW SSBなど)では迷惑行為とされております。また、RTTYでも、当局以外には歓迎されないケースが多いと思われますのでご注意下さい。もちろん当局はRTTYに限りサフィックス呼び歓迎です。
4. 85Hzズラし呼び
敢えてオンフレで呼ばず、85Hzズラして呼ぶ方法です。
解説
CWなどでは、ズラし呼びは基本的なテクニックですが、RTTYでは圧倒的多数の局がオンフレでコールしてきます。このような場合、飛び抜けて強力でないとなかなか頭が出ません。しかし、RTTYでもCWの様にズラして呼んでくれれば、ピックアップし易くなります。RTTYの場合は、上か下に85Hzズラして、他局の2つのトーンのちょうど中間にマークかスペースの信号を入れるのがベターと考えます。
なお、ズレて呼ばれた場合、CWとは異なりRTTYではパイルを捌く側が、RITで受信周波数を補正する必要があるため、あまりズラされると補正が追いつきませんので、他局と完全に分離する300Hzズラしなどは効果がない場合がありますのでご注意下さい。(スプリット指定の場合は除く)
また、85Hzズラして呼んでくれても、その信号自体が弱いと、オンフレで呼ぶ他局の信号の山の裾に吸収されてしまいますし、さらに85Hzズラす局が多いと、そこもパイルになってしまうので、臨機応変な対応をお願いします。
5. ロングコール
【注意】 基本的にRTTYに限らずパイルアップでのロングコールは歓迎されませんが、下記の場合は例外とさせていただきます。
各局が一斉に送信を始め、自局のコールサインを3回送出してスタンバイすることを繰り返した場合で、さらに各局の信号強度に差がない場合は、さすがに当局もお手上げの状態になることがあります。その場合、当局は「QRZ」を送出します。
しかし、QRZ後、各局が再度「コールサイン3回送出」でスタンバイした場合、上記に全く同じ状況となります。よって当局が「QRZ」を送出した場合に限り、ロングコールをお願いします。逆にロングコールをしていただけませんと、何度もQRZの繰り返しとなって効率が上がりませんので、ぜひロングコールをお願いします。
番外編 当局が困る呼び方
前後にスペース無しの2コール (JF2BNG JF2BNG)
これで呼ばれると、いくら電波が強力で完全コピーできていても前後の文字列とくっついてしまい、マウスクリックでのピックアップができず、キーボードでフルコールを打ち込まないといけません。
・悪い例 FD3FJF2BNG JF2BNG15RAE (マウスくりっできない)
・良い例 FD3F JF2BNG JF2BNG 15RAE (マウスクリックでピックアップできる)
2コールの場合は、前か後ろ、もしくは両方にスペースを入れていただけますと大変助かります。
・これはok FD3FJF2BNG JF2BNG K15RAE (Kを入れることで2回目のコールサインの後にスペースが入る)
なお、3コールの場合は、2回目のコールサインの前後にスペースが入るので全く問題ありません。
以上、多少でも参考になれば幸いです。