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所感

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自分がけが人になってはじめて感じたことがある。

左腕を装具で固定された当方が、電車の優先席の前に立つと、ここに座れとばかりに黙って立ってくれたり、横にスライドして狭いスペースを空けてくれる親切な人が少なくない。これはもちろんうれしいもんだ。

しかし、こちらは座らせて欲しいのではなく、たまたま乗った場所が優先席付近で、そこに立っただけなのだ。「ありがとう。しかしオレは至って元気だ。座る必要はない」と言いたいくらいだが、けが人が生意気なことを言うなと思われるので、黙って見過ごしている。

そんなわけで、近頃は、わざわざ優先席付近に乗車するのを避けるようになった。これが結構面倒なものだ。優先席なんか無くなってしまえば良いのに、とさえ思うこともあるが、まさに優先席を必要としている人はいるので、優先席が必要なことは理解している。

しかし、自分が(それなりに元気な)けが人になって、優先席がこれほど邪魔に感じるとは思いも寄らなかった。健康なときは全く必要がなかった「優先席付近を避けて乗車する」という行為をしなくてはならなくなったのは、結構辛いものがある。一日でも早く(先生の許可で)装具を外したいものだ。

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