各地で甚大な被害をもらたした今回の台風21号だが、ご多分に漏れず我が家にも損害をもらたしてくれた。
過去に2010年の台風で痛い思いをしているので、今日は朝から、はしごタワーに3本のステーを張って備えた。

ただし、このステー展開だと高仰角でブームが引っかかるので、EMEには使用不可。
(参考)2010年の台風18号の被害

21号接近時には、1999年にこの家に引っ越してきて以来、最強と感じる暴風を受けたので、アンテナに少なからず被害を被ることは覚悟して、通過後にアンテナを確認したところ、
本日(9/4)0900j撮影

本日1700j撮影

被害
1. HF八木 CW約70度スリップ
2. 144アレー Hフレームがスリップし左側の2枚がEL約-3度おじぎ
3. 432アレー EL約30度スリップ。
4. アンテナマスト CCW約40度スリップ
無事
・50 2エレ
・3R5 スローパー
・1R8 シャントフィード
・144/430/1200 GP
上記被害の内、1、3、4は自力で復旧可能だが、さすがに2は無理。たとえマストに登ってもHフレームのクロスマウントに手が届かない。これをクレーン無しで修正するには、ELローターのボルトを緩めて、Hフレームをスライドさせないといけないが、バランスがとれていないので、アレーが上を向いてしまう。そのため相当な熟練が必要となり、素人が1人でやるのは無理な訳だ。
という訳で専門業者のお世話にならざるを得ないが、おそらく、アマチュアのアンテナの復旧は生活に関わるものではなく、プライオリティが低いので後回しになるだろう。後日、同軸の損傷チェックと、ボルト類増し締めも含めて専門業者にお願いすることにする。
幸いにも430アレーは今朝張ったステーの効果があり、再度の倒壊を免れた。ステーは3本ともピンと張ったのに台風通過後はかなり緩んでいたので、威力を発揮したことは間違いない。

しかしまあ、自力復旧が無理なレベルの被害を被ったが、この程度で済んでよかったと思うことにする。